ナベログ

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渋沢栄一を学んでイキってるはなし

皆さんご無沙汰しております、

梅雨が梅雨してなくて嬉しいなべです。

 

今日は久々に本のアウトプットと整理をしようかなと思いますので、暇な人は是非。

忙しい人はここで閉じてくださいね!

 

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渋沢栄一に学ぶ大転換期の乗り越え方」です

3月に実は読み終えていたのですが、なかなかアウトプットすることができていませんでした。やっとできる!

去年1年間を通しても、自分の中でかなり感銘を受けた一冊です!

 

この本を読もうと思ったきっかけですけど、

ドイツの政治家ビスマルクの言葉を借りるのであれば、「愚か者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」と言ったところでしょうか。?笑

 

実際は

・自分が埼玉で働いているので埼玉県の著名人について少し気になっていた

大河ドラマ「晴天を衝け」でも渋沢栄一を題材に扱われていたから

・新1万円札の人だから

 

位の軽い気持ちで本屋にたまたまあったのでペラペラめくって良さそうだったので買った次第です。

 

結論から書くと、めっちゃ良かった。

渋沢栄一の歴史と日本を取り巻く経済環境、渋沢流ビジネスに対する考え方(論語の説明を交えながらなので、論語の勉強もできる・リーダー論・逆境について)

200ページ弱なのに、てんこ盛り盛りであっという間に読み終えてしまいました。

印象に残ったところに線を引きながら読んでいるのですが、めちゃくちゃ線ばっかり。

 

そんな本を自分なりに響いたフレーズについてアウトプットしていきたいと思います。

 

まず前段として

■大きな時代感覚をもち、今という時代の生き方を考え、自らアップデートする必要がある

 私たちの経済社会は❶転換❷成長❸安定の3つの変化をぐるぐる回っている。

❶1945年〜の転換期

❷1964年〜の成長期

❸1973年〜の安定期

そしてまた2003年頃から転換期に入っている。

私たちは今経済における転換期を過ごしており、2030年まで続いていくと考えられているそうです。

 

文明の転換(人々の暮らし、考え方、価値観、思想)

は150年周期で訪れるとの事。

ちょうどいまから150年前は1868年の明治維新の頃です。

これらのことから、この本を読み、今という時代の生き方を考えアップデートが必要とのこと。

まさにコロナ!!

 

渋沢栄一の事業やビジネスに対する考え方

❶道理正しい仕事か

❷時運に適しているか→大衆のニーズを捉えているか

❸己の分にふさわしいか→自分の身の丈にあっているか

❹人の和を得ているか→コミュニケーションが取れているか、リーダーが暴走していないか

 

渋沢は第一国立銀行(今のみずほ銀行)や日本鉄道会社(今のJR東日本)など500の組織の立ち上げに関わっているだけあって、説得力のある言葉に感じます。

 

論語に「礼を理想の秩序とし、仁を理想の道徳とし孝悌、忠恕をもって修練とする」とあります。

 

人は1人で生きているのではなく、人とつながり、社会とと繋がった存在である。自分だけ儲かればいいという発想では本当の意味での成功はあり得ない

道理と事実と利益は必ず一致すると言う意味です。

 

ビジネスをする際は志を持つと思うのですが

志についても慎重に考えるように書いてありました。

・一時の感情に任せてこれをやりたい!ではダメ

・まずは自分の頭脳を冷静にして自分の長所、短所とする所を比較考察し、定める自分の長所がもっとも発揮できるところがどこかを探っていくこと

 

常に自分がワクワクしてどんどん力を発揮できる領域がどこか探す事が大切。

 

■志を立てたら

ここでたてたのは大立志のこと。

今度は大立志の枝葉になる小立志をたてて日々の活動に落とし込んで工夫をして少しずつ実行して積み上げて生きることが大切。

 

■所作や振る舞いについて

・その志と同じくらい大切なのが所作(礼)。

実際の行動が相手の為になっていないと善行とはいえず、心根が美しくなければいつかボロが出てしまう。

逆を返せばどんなに優れた人物であれ、素晴らしい志があっても、所作や振る舞いに礼が無ければそこまでということ。

 

・人生には得意時代と失意時代がある

得意時代とは:

調子良く色んな物事がいい感じで進んでいる事。

失意時代とは:

大きな失敗や挫折の経験

東洋の思想のベースにもなる

「陰極めれば陽となる陽極めれば陰となる」

どんなに好調な時でと決して浮かれず慎重かつ丁寧に向き合うことが大切

 

・決断をする時

❶道理に適うのかを考える

❷それが国家、社会の利益になるのか考える

❸最後に自分のためになるか考える(自分の為にならなくても❶❷のためになるならおけ)

これらを行うことで、自らの利益を追い求めることなく、多くの人に喜ばれる商いを提供しら少しずつ信用を獲得していく。

仁義礼智(四徳)を、相手に示すことで初めて相手から信を得ることができ仁義礼智信(五常)に繋がる

 

■リーダーに求められる弘毅とは

弘とは:心が広く、包容力がありら寛容であること

毅とは:毅然とした態度や考えを持っていること。自分の目標を容易に変えない強さを表す

→自分の考えや意見ら主義主張をしっかりと持っているからこそら相手を認め相手の意見をじっくりと聞くことができる。

→優れたリーダーは常に問題を自分に向ける

→問題を他人のせいにしても解決することは無い道理を知っている

→仕事も人生も結局は「今、ここ、自分」でしかどうすることもできない。

「いつか、どこかで、、誰かがやってくれる」では組織が傾く。

 

自責、他責の話ですね、、

自分も長らく野球をやってきて

なぜ俺がメンバーじゃない、あいつがメンバーなんだ論争等色々揉め事がありましたが、極論自分が打率10割を残して、嫌でも監督に使わせる位の圧倒的な成績を残すことが大切で、人のせいにしてもなにも成長しない、そんな事を思い出しました。

入社してからは、この考えはリーダーだけでなく一人一人が意識するべき事だと思いながら読みました。

 

■逆境の対処法

逆境は「人為的逆境」と「自然的逆境」の二つある

自然的逆境は甘んじて受け入れる

ただ人為的逆境はほとんどが自分が引き起こした物なので、自身が省みて改める必要がある。

 

■真の人物になる為の人間の観察法

❶その人が何をするか視る

❷その人がどんな動機でその行動をしているのか観る

❸最後にその人がどんなところに満足しているのか察する

「視・観・察」を用いれば人の本性は隠すことができない。そこに正しさや美しさが感じられるのかを考える。それは道理に適っているのか考える。

ただ評判だけがいい人は口先だけで立派なことを言っているが、実際の行動が伴っていない。

それなのに評判はいいから自分の在り方を疑わない。

だからこそありのままの飾らない自分でいて決して自分を大きく見せようとはしない。

人の言うことをよく聞いてら深くそれを察することがでにてら他人を慮ることができ、常に謙っているひとが真の人物。

 

自分は褒められると調子に乗ってしまうので、

読んでいてチクチクしました。

自分の在り方について日々振り返りながら生活したいです。

 

■価値について

・仕事に価値があるのでなく、やり方に価値がある

認めてくれる人がいないから力が発揮できない

→普通以下。

本当に実力がある人ならどんな環境に置かれても世間が放っておかない

→自分で切り開かなきゃいけない

・どんなに優れた能力があっても傲慢だったり、出し惜しんで全力を尽くさない人は何も意味をなさない

→つまらない仕事と軽んじて手を抜く人はどこでも相手にされない。真の人間はどんな仕事も一つ一つ丁寧に真心を込めて一生懸命やる

 

ふぅ、やっと描き終えた、、

過去最長3000字を超す投稿になってしまいましたが

かなり社会人、人生マインドに通じる事ばかりでつらつらと書いてしまいました。

僕の人生バイブルです。定期的に読み返して、

自身を高めていきたいと思います。

上記の内容はよく聞きますが、誰が言うかで大分説得力が違いますね!

 

人生の選択をする時、立ち止まって道理に適う選択をし続けたいと強く思った今日この頃でした。

 

ではまた次の投稿で!!